フコイダンとは、海草に多く含まれる多糖類の一種で、主に胃の健康を保つ働きがある化合物である。
フコイダンは、モズクや昆布、ワカメなどの海藻類に含まれるヌルヌルの成分※1で、多糖類のひとつである。海水※2中の栄養成分であるビタミン・ミネラルを十分吸収して成長した海藻類のフコイダンは健康維持には欠かせない栄養素。フコイダンは食物繊維※3であると同時にカルシウム※4そのものでもあるので、体に取り入れることでカルシウムの補給もできる。フコイダンに含まれる硫酸基※5には胃を修復・保護し、さらにピロリ菌※6を除去する働きもある。海藻の中でも沖縄モズクには他の海藻類よりも純度の高いフコイダンが多く含まれていることで有名。
※1(成分)
成分とは、医薬品や化粧品などの化成品の構成物質・食材や健康食品などの中に含まれる有効物質の総称。
化粧品成分については、2001年4月の薬事法改正以前は、使う人の体質によってまれにアレルギー等の肌トラブルを起こす恐れのある指定成分(防腐・殺菌・収れん剤・紫外線防止など)だけだったが、法改正以降、全成分の表示が義務付けられた。医薬部外品を除くすべての化粧品の外箱または容器にこの表示が記載されており、肌質や体質に適しているか自分が希望する内容かどうかを、ある程度判断する目安となる。食品成分については、加工食品などで糖質・たんぱく・脂質・ビタミンなど主な栄養成分表示が外装に記載される。サプリメントなどの健康食品も食品に準じる。
※2(海水)
海水には、多くのミネラル、ビタミン、酵素などが含まれている電解質溶液で、多くの有機物も含まれている。海水をそのままタラソテラピーなどのエステや入浴剤として使うほか、化粧品成分にも使われる。
海水からは、水分を蒸発させると、主としてミネラルに富んだ海塩が得られる。この海塩には保湿作用があり、他の機能成分、たとえば、海藻エキスなど皮膚をすべすべにするものとあわせて、美容液などに用いている。ボディーケアに海塩を含んだジェルなどでマッサージすると、発汗が促されて新陳代謝が高まるといわれる。海塩には、死海の塩など塩度の高いものが有名である。また、2000mもの深海からとった海洋深層水にも通常より多いミネラルが含まれる。
※3(繊維)
食物繊維は糖質やたんぱく質のように一定の構造を持った物質に対して与えられた名称ではなく、人の消化酵素では加水分解されない食品中の難消化性成分の総体のことである。
食物繊維が腸の健康に役立つのは、大腸内で未消化の食物繊維が便の量を増やし、腸壁を刺激することから便通を良くするためである。また、食物繊維は人間の体内では消化吸収されないために、胃の中の滞留時間が長くなり、当然、腹もちがいいため、過食が避けられ、結果、ダイエットに効果がある。更に食物繊維は血液中のコレステロールを低下させる働きを持っていることも確認されている。食物繊維の多くは、腸内細菌の栄養源となるが、その際に、体に有用なビフィズス菌を増やす効果もある。
※4(カルシウム)
カルシウムとは、人体に必要不可欠なミネラルの一つであり、骨や歯などの硬性組織を形成する。
カルシウムは骨や歯の形成に必要な主成分だけでなく、細胞すべてに存在し、身体構造を支え健康を維持することが役割である。カルシウムが不足すると身体に異常をきたし、健康や美容に悪影響を及ぼす。国民栄養調査開始以来30年余り一度も必要所要量600mgに達していないのがカルシウムである。不足の原因は、カルシウムが吸収しにくい栄養素であること、さらに偏った食生活、運動不足などが挙げられる。しかも骨の中のカルシウム量“骨密度”は20歳代をピークに減少し始め、とくに女性は閉経後急速に減り始め、骨がもろくなる原因ともなる。サプリメントなどで効果的、効率的に摂取することが勧められる。
※5(硫酸基)
フコイダンは硫酸化多糖体の一種で、モズク等、褐藻類の表面を覆う「ヌルヌル成分」に含まれていて、水溶性食物繊維の一種です。
化学的には、硫酸化フコースを主とする多糖体です。「硫酸化フコース」とは、フコースと呼ばれる単糖に硫酸基が結合したものです。
この硫酸基はもともと私達の体の中にも存在し、胃の粘膜を胃酸から保護する働きをしています。
そして、フコイダンが体内で有効に働くためには硫酸基が重要な鍵であるということです。
※6(ピロリ菌)
ピロリ菌とは、正式名称をヘリコバクターピロリ菌と言います。ピロリ菌が最初に発見されたのは、1982年のことです。
胃炎の患者の胃の中から発見されました。その後、医学界ではピロリ菌に関する研究が重ねられ、ピロリ菌と胃炎や 胃・十二指腸潰瘍、さらに胃ガンとの関係が明らかにされました。
ピロリという名前は、らせんという意味の言葉です。バクターとは、バクテリアと同じ語源です。ピロリ菌は、らせん形状をした細菌です。
ピロリ菌が発見された胃の幽門が、英語でピロルス(pyrolus)と呼ばれていることに由来しています。
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